2018年にはGoogleにおいて、専門性、権威性、信頼性などを重要視したとみられるコアアルゴリズムアップデートが行われました。今回は、そのアップデートを含め、過去の様々な情報や動きから導き出される2019年のコンテンツSEOにおける9のトレンドについてご紹介しましょう。

2018年8月のGoogleコアアルゴリズムアップデート

2018年の大きな動きとして、8月に行われたコアアルゴリズムのアップデートがあげられます。Googleでは、年間数回程度、コアアルゴリズムの変更を行っています。8月のアップデートで重要と考えられる点は以下です。

記事のクオリティー

E-A-Tと呼ばれる「専門性(Expertise)」、「権威性(Authoritativeness)」、「信頼性(Trustworthiness)」

YMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる健康やお金に関わる情報

このアップデートを考慮すると、今後もコンテンツSEOの重要性は、ますます高まっていくものと考えられます。コンテンツのクオリティー向上とともに、専門性や専門領域におけるコンテンツの信憑性などが大切な要素となるといえるでしょう。

2019年のコンテンツSEOトレンド9選

ここからは、2019年のコンテンツSEOにおけるトレンドについて、9選でご紹介します。2018年の動きを特別踏まえたものもある一方、以前から継続して重要なものなども含まれています。

とにかく優れたコンテンツを作る

2019年も、優れたコンテンツを作ることは、有効な戦略です。2018年8月のコアアルゴリズムアップデートで重要と考えられる(E-A-TやYMYL)を踏まえ、ユーザーの利便性を意識したコンテンツ作りをしましょう。コンテンツの量だけでなく、質がより重要視されるようになってきているといえます。ユーザーの役に立つ情報を提供するとともに、関連する記事に内部リンクを入れるなど、検索エンジンにもやさしいサイト作りをするようにしましょう。

モバイルにやさしいサイト作り

Googleは、2018年3月から、モバイルサイトをデスクトップサイトよりも優先してインデックスする「モバイルファーストインデックス」を取り入れました。モバイルファーストインデックスが導入されたことにより、モバイル版ウェブサイトの重要度が増しています。モバイル版が用意されていない場合、デスクトップサイトがインデックスされることになりますが、順位表示に影響が出る可能性も考えられます。

セキュリティーの強化されたサイト作り

Googleは2018年7月のセキュリティーアップデートより、HTTPを使っているサイトを「安全ではないサイト」として扱っています。Google Chromeでは、HTTPを使っているサイトには、「Not secure」の文言がアドレスバーに表示されてしまいますので、安全な通信環境を実現することのできるプロトコル「HTTPS」に切り替えましょう。

HTTPSでは、通信データは暗号化されるため、外部からの悪意ある操作や攻撃を防御する能力が向上します。HTTPSに切り替えることは、ユーザーの利便性を優先するGoogleの考え方ともマッチしますし、SEOにおいても有利に働くと考えられます。

動画を利用したマーケティング

Googleの「動画カルーセル」導入に関連して、動画コンテンツを利用したマーケティングの重要度が上昇しています。動画カルーセルには、ハウツー動画のような、ユーザーの疑問に答える形の動画が表示されることが多いようです。そのため、ユーザーが使用するキーワードの傾向を分析し、それらのキーワードに対応した動画コンテンツを制作するといいでしょう。

強調スニペットへの対応

強調スニペットは、ユーザーが行った検索をGoogleが質問だと判断した時に、回答の形で検索結果の上部に表示されるもの。「~とは?」という形で検索するとよく表示されます。強調スニペットに必ず表示される「技」のようなものは存在しませんが、Googleサーチコンソールやアナリティクス等のツールを活用し、ユーザーの持つ疑問を特定、その回答をコンテンツとして取り入れるといいでしょう。

共起語

コンテンツSEOは、Googleが「トピックと関連性が強いと判断しているキーワード」をコンテンツの中に適度に含めることで行いますが、それらのキーワードの中には、思いもつかないような単語が含まれていることがあります。これらは特定のキーワードが使用される文章において頻繁に使用され、共起語、もしくはLSIキーワードと呼ばれます。

共起語はとにかく使えばよいというものではありませんが、コンテンツ制作における要素のひとつとして意識し、上手に使えるとよいでしょう。共起語の検索に役立つツールもあり、利用すれば効率的に探すことができます。

ロングテールキーワード

ロングテールキーワードは、複数の検索語句から成る、検索ボリュームの少ないキーワードのことです。検索ボリュームの多いビッグキーワードでは目的が曖昧になりがちですが、ロングテールキーワードは、その目的が限定されるため、売り上げにつながりやすいという長所があります。

ロングテールキーワードは将来、音声入力が可能な機器の増加が予想されるため、その有用性に注目したいところです。音声入力では、実際に単語を打ち込む検索方式よりも多くのキーワードが使われる傾向があるようなので、ロングテールキーワードは、この対策に役立つと考えられます。

ページの読み込みスピードの改善

2018年、Googleは「スピードアップデート」を行いました。スピードアップデートにより、読み込みスピードの重要性がさらに高まったといえます。読み込みスピードはサイト訪問者にも関わりが強い要素のひとつであり、ユーザーの利便性向上を考慮したサイト作り、コンテンツ作りが求められる中、このスピードアップデートへの対応も無視できないことのひとつといえるでしょう。

被リンク

2012年に行われたペンギンアップデート以降、関連性の薄いサイトからのリンクや、自作自演による外部リンク、相互リンクプログラムなどを使用するサイトは大きく評価を落とすリスクが出てきました。しかし、良質な被リンクは、引き続き高く評価されているようです。関連する特定分野における権威的サイトなどからのリンクが、収集を狙いたいリンクの例です。

今回は、2019年のコンテンツSEOにおけるトレンドについてご紹介しました。質の高いコンテンツを作ることが重要なのは以前と共通していますが、それに加えてモバイルや読み込みスピード、セキュリティなど、特に意識したい点があります。自社のサイトを確認し、十分な対応ができているかを改めて確認してみてはいかがでしょうか。